COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年06月20日掲載

SSE提供のスタートアップが注目される理由

ネットワークセキュリティの変化

昨今の社会情勢の中、リモートワークの認知が高まり、活用されるようになりました。
また、5Gといった通信システムの登場等により、ネットワークセキュリティの状況は日々変化していると言われています。
そのような中で注目を浴びているのが、SSEプラットフォームを提供するイスラエルのスタートアップ、Perimeter 81社です。
同社の資金調達についての記事をご紹介します。

Perimeter 81社、1億ドルのシリーズCでイスラエルの最新サイバーセキュリティ・ユニコーンに

同社は、2年弱前の前回の資金調達ラウンドから評価額が5倍となり、10億ドルに達しています。

新しいユニコーンが今も生まれ続けており、6月6日にイスラエルのサイバーセキュリティ企業がまた1社、評価額10億ドルに到達しました。
セキュリティサービスエッジ(SSE)およびゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)ソリューションを開発するPerimeter 81社は、B Capitalが主導する1億ドルのシリーズC資金調達ラウンドを評価額10億ドルで完了したことを発表しました。
2018年に設立されたこのスタートアップは、2020年の前回の資金調達ラウンドから評価額が5倍になっています。
同社は2021年中に数回のセカンダリーラウンドを実施し、当初3億3000万ドル、その後6億ドルの評価額で、合計数百万ドルの株式を売却しています。
シリーズCの参加投資家は、Insight Partners、Toba Capital、ION Crossover Ventures、Entrée Capital、公募のSpring Venturesなどです。

Perimeter 81社は、Sagi Gidali氏とAmit Bareket氏によって設立され、現在、Fortune 500企業をはじめ、テクノロジー、金融、ヘルスケア、小売、エンターテインメントなどの著名企業や成長中の中小企業など、世界中で2,400社のクライアントにサービスを提供しています。
従業員数は250名以上で、テルアビブに本社を置き、ニューヨークとロサンゼルスにオフィスを構えています。

Perimeter 81社のSSEプラットフォームは、ゼロトラストネットワークアクセス、サービスとしてのファイアウォール、およびセキュアWebゲートウェイ(SWG)製品をクラウドで提供し、企業がリモートアクセス、ネットワークトラフィック、エンドポイントデバイスを容易に保護できるようにするものです。

今回の資金調達は、Perimeter 81社の成長、雇用、開発を支援するものとなります。また、同社は、年間経常収益(ARR)を前年比2倍以上に伸ばしていると言われています。

Perimeter 81社の共同創業者兼CEOであるAmit Bareket氏は、「リモートワーク、クラウドの導入、ファイバー、5Gの台頭により、ネットワークセキュリティの状況は根本的に変化し、企業はオンプレミスネットワークとセキュリティアプライアンスをインターネット上の安全な企業ネットワークに置き換えるようになった」と述べています。

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