COLUMN Reika Saito / Israel Media
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Reika Saito / Israel Media

2023年04月20日掲載

イスラエルのサイバーセキュリティ企業、ソフトバンク社から1億ドルを調達

イスラエル発、世界で活躍するCybereason社

Cybereason社は、イスラエルで創業され、現在アメリカ合衆国マサチューセッツ州、ボストンに本社を置くサイバーセキュリティ会社です。 同社は、日本、英国、イスラエルにオフィスを構えており、日本法人サイバーリーズン・ジャパン株式会社はソフトバンクとCybereason社との合弁会社です。
日本法人サイバーリーズン・ジャパン株式会社は感染防御、侵害後対策、脅威監視をワンストップで提供していることで国内シェア率1位を誇っています。そんな注目セキュリティ企業であるCybereason社の資金調達についての記事をご紹介します。

イスラエルのサイバーセキュリティ企業Cybereason社が1億ドルを調達

イスラエルのサイバーセキュリティ企業であるCybereason社は、ソフトバンク株式会社が主導する1億ドルの資金調達ラウンドを完了したことを発表しました。この新たな資金は、同社のグローバル展開を支援し、XDR、EDR、EPPソリューションにおけるイノベーションを推進するものです。

同社は、レイオフ、予定していたIPOの中止、世界的な景気後退と競争激化による収益の減少など、激動の1年を過ごしたにもかかわらず、今回の投資でその勢いを取り戻しました。
2021年12月、Cybereason社は直近の資金調達ラウンドで、企業評価額27億ドルで3億5500万ドルを調達しています。今回の投資は既存投資家からのものであるため、同社の評価額に大きな変動はありません。

また、Cybereason社は、同社の取締役会と規制当局の承認を経て、Eric Gan氏が同社の新CEOに就任し、現CEOで共同創業者のLior Div氏はアドバイザーを務めることになると発表しました。
Gan氏は元ソフトバンク社のEVPで、2015年のCybereason社への初期投資以来、同社と協働してきました。

Gan氏は、「私は、Cybereason社が、最近Gartner Magic Quadrant for EPPのリーダーとして位置づけられ、MITRE ATT&CK(マイターアタック)の記録的な成果によって証明されるように、初期の段階からサイバー業界のリーダーとして成長するのを見てきました。Cybereason社のグローバルな成長と規模の拡大という次のステージをサポートすることを楽しみにしています」と述べています。

Div氏は、「私はCybereason社で成し遂げたことをとても誇りに思っており、会社が次のレベルに進むのを支援する一員となることを楽しみにしています」と述べています。

Cybereason社のXDRプラットフォームは、エンドポイントの予防、検出、対応のすべてを1つの軽量なエージェントに統合しています。
同社は、Div氏、Yonatan Striem-Amit氏、Yossi Naar氏(いずれも自衛隊の8200情報部隊のベテラン)により、2012年にイスラエルで設立されました。2019年、Cybereasonは本社をボストンに移し、開発活動はイスラエルにとどめています。

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