COLUMN Reika Saito / Israel Media
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Reika Saito / Israel Media

2023年04月27日掲載

イスラエルが誇るサイバーユニコーン企業2社がパートナーシップを締結

サイバーユニコーン企業

ユニコーン企業とは、「設立から10年以内で企業評価額が10億ドル以上、かつ非上場のテクノロジー企業」といった条件を全て満たす企業をさします。
イスラエルにおけるユニコーン企業の数は、2018年ではわずか18社でしたが、2020年には45社に増加しています。サイバーセキュリティ分野で世界を牽引するイスラエルには多数のサイバーユニコーン企業が存在しています。
そんな注目ユニコーン企業であるWiz社とNoname Security社とのパートナーシップ締結についての記事をご紹介します。

イスラエルのサイバーユニコーン企業、Wiz社とNoname Security社がクラウドインフラの安全性を確保するためのパートナーシップを開始

クラウドセキュリティプラットフォームのWiz社とプロアクティブなAPIセキュリティを提供するNoname Security社は、クラウドAPIのセキュリティとサイバーレジリエンスの向上を目的とした提携を発表しました。

イスラエルのサイバーセキュリティユニコーンである2社の提携により、Wiz社とNoname Security社の顧客は、状況認識によるセキュリティ態勢の向上と洞察を行動に移すこと、迅速な統合とリスクの優先順位付けと即時の対応能力により侵害の発見と修正を迅速に行うこと、APIの監視とポリシー要件の実施によるコンプライアンスの確保、その他多くの機能を共に提供できるようになります。

「APIはビジネスを可能にする一方で、実行可能なセキュリティを確保するために適切な構築、展開、メンテナンスが必要です。Wiz社はクラウドセキュリティの明確なリーダーであり、世界をリードする何百もの組織の保護とサービスの成功により、史上最も急成長したソフトウェア企業です」とNoname Security社の技術担当副社長であるAner Morag氏は述べています。

また、Wiz社の製品管理ディレクターであるOron Noah氏は、「Noname Security社とWiz社は、セキュリティ、アプリケーション、クラウド技術チームに、APIエコシステム全体を完全に可視化し、機密性、完全性、コンテキスト、可用性を確保するとともに、市場投入時間の短縮とアプリケーションのアップタイムの向上を提供します」と述べています。

Wiz社は2020年に設立され、わずか18ヶ月で100万ドルから1億ドルのARRにスケールしています。フォーチュン100社の35%に利用されており、Salesforce、Slack、Mars、BMWなどが顧客です。また同社はSequoia, Index Ventures, Insight Partners, Salesforce, Blackstone, Advent, Greenoaks, Lightspeed, Aglaéから支援を受けています。

Noname Security社は、Fortune 500企業の20%と連携しており、Discovery、Posture Management、Runtime Protection、API Security Testingを含むAPIセキュリティスクープ全体をカバーしています。

当団体について

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