COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年09月14日掲載

電気自動車が空気から水を作る

Watergen社の新たな取り組み

当団体と販売ライセンス契約を結んでいる、Watergen社
空気中の水蒸気から清潔な飲料水を作りだすソリューションを開発するイスラエル企業です。
「すべての人に空気からきれいな飲み水を」を目指す同社は電気自動車メーカーとの提携をスタート。
空気から水をつくる電気自動車とWatergen社についての記事をご紹介します。

空気から水をつくる電気自動車

新型電気自動車メーカーのMullen Automotive社は、イスラエルの新興企業Watergen社とパートナーシップ契約を締結し、Mullen社の電気自動車に空気中から新鮮な飲料水を生成する機能を開発・搭載することに合意しました。

電気自動車の普及に伴い、電気自動車メーカーが次々と誕生し、旧来の自動車大手が独占する時代の終焉を告げています。
新しいブランドが登場し、それぞれ独自の洗練された技術で、成長する電気自動車市場で優位に立ちたいと考えています。

Mullen社はこれまで独自の「チップ」を搭載しておらず、CEOのDavid Micheri氏は、2023年の第1四半期に初期テストを予定しているこのイノベーションが、彼らの車を際立たせる可能性をほのめかしています。

「Mullen社は、自社のすべての電気自動車にWatergenを導入し、発売する最初の自動車会社となります」と述べ、この画期的な技術でWatergen社と提携できることを誇りに思っていると強調しました。

Watergen社は、通常の空気に含まれる大気から水を生成する技術や装置を製造するイスラエルの企業です。

Mullen社とのパートナーシップの結果、Watergen社の技術により、自動車が乗客のために新鮮な温水と冷水を生成することが可能になります。
エアートゥウォーターシステムは、走行中に毎日最大5リットルの飲料水を空気から直接供給します。

Watergen社は、その技術をMullen車に搭載することで、より多くの潜在的なユーザーにアプローチしていきたいと考えています。
いつでもどこでも飲める技術により水の不足を解消し、炭素集約型のサプライチェーンや環境に負荷を与えるプラスチック廃棄物をなくすという最大の目標を達成したいと考えています。

当団体について

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