COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年10月13日掲載

サイバーセキュリティにおけるインフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングとは、企業が、インフルエンサーの拡散力・影響力を利用して行うマーケティングのことです。
サイバーセキュリティの分野にもインフルエンサーは存在し、彼らは企業やサービスに関する情報を提供しています。
インフルエンサーと企業の負担を減らすためのプラットフォームを提供するイスラエルのスタートアップについての記事をご紹介します。

サイバーセキュリティのインフルエンサーのために作られた新しいプラットフォーム

Cyfluencerは、企業が精選したコンテンツを提供し、誰がどのプラットフォームでそのコンテンツを共有するかを選択できるようにします。

サイバーセキュリティのビジネスにも、インフルエンサーが存在します。彼らは、ハッカーや詐欺からデバイスやインフラを安全に保つ企業やサービスに関する情報を共有することを好んでいます。
サイバーセキュリティに限らず、インフルエンサーであることは、常に新鮮なコンテンツを探して投稿することを意味します。

イスラエルのスタートアップ企業であるWadiDigital社の新しいプラットフォームであるCyfluencerは、サイバーセキュリティのインフルエンサーに、常に注目を浴びるために必要な情報を提供することを目的としています。

WadiDigital社のCEOでCyfluencerを設立したYoel Israel氏は、「企業間インフルエンサーマーケティングは崩壊しています。よりB2Cに近い形でやる必要があるのです」と述べています。

Cyfluencerは、サイバーセキュリティのコンテンツをプラットフォーム上でキュレーションすることで、インフルエンサーは、「何の縛りもなく」自分の技術的な興味を引くものを自由に選ぶことができ、リンクを掴んで行くだけでいいとIsrael氏は言います。

Cyfluencerは、企業がコンテンツを共有する相手やプラットフォームを選択することができます。企業は毎月の最低金額を支払い、配信されたクリック数に応じて金額が上がる仕組みです。

Cyfluencerは上限を設定し、それを超えるとキャンペーンは停止され、他のインフルエンサーは同じコンテンツを取得することができなくなります。

インフルエンサーキャンペーンの改善

Cyfluencerは、サイバーセキュリティ企業が利用できるインフルエンサーの数を劇的に増加させることを目的としています。

現在、LinkedInで共有されているコンテンツの85%は、40人のインフルエンサーと20社の企業から提供されているとIsrael氏は指摘します。

Cyfluencerは現在、「20社以上(イスラエルと世界で半々)」と「80人ほどのインフルエンサー(主に北米)」を抱えています。

サイバーセキュリティは、Israel氏にとって出発点に過ぎません。Israel氏は、グリーンテックなど他の産業にも、同じようなインフルエンサー・コンテンツ・プラットフォームを導入したいと考えています。

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