COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年10月12日掲載

サイバーセキュリティ対策を先回りさせるプラットフォーム

後手に回るサイバーセキュリティシステム

さまざまなサイバーセキュリティシステムを導入している企業が多い現代。
システムを導入したはいいものの、対応が後手に回ることも多く、後手に回った対応に追われ脆弱性が見過ごされるといったことも。
サイバーセキュリティ対策の先回りに一役買う、サイバーセキュリティの取り組みを監視・管理するプラットフォームを提供するスタートアップの調達についての記事をご紹介します。

Onyxia社、サイバーセキュリティ戦略およびパフォーマンス・プラットフォーム向けに500万ドルを調達

AIを活用したイスラエルのスタートアップのプラットフォームは、セキュリティチームがリアルタイムでサイバーセキュリティの取り組みを監視・管理するための一元的な方法を提供します。

AIを活用したサイバーセキュリティ戦略およびパフォーマンス・プラットフォームを開発したOnyxia社は、World Trade Ventures(WTV)が主導し、Silvertech Venturesとエンジェル投資家が参加したシード資金調達で500万ドルを調達しました。

Onyxia社のプラットフォームは、セキュリティチームがサイバーセキュリティの取り組みをリアルタイムで監視・管理するための一元的な方法を提供し、企業やマネージドセキュリティサービスプロバイダ(MSSP)が内部のシステム的およびマクロなサイバーセキュリティ態勢を常にリアルタイムで把握し、差し迫ったセキュリティギャップや脅威を解決するための戦略を積極的に強調できるようにするものです。

Onyxia社は、イスラエル国防軍(IDF)の研究分析部門のCISOと情報セキュリティの責任者を務めたSivan Tehila氏によって設立されました。

「従来のサイバーセキュリティシステムは後手に回り、CISOに手作業の負担を強いていました。その結果、多くの脆弱性が無視される一方で、蔓延するサイバー脅威はより複雑化しています。
私たちは、サイバーセキュリティの脅威に対するプロアクティブなソリューションとしてOnyxiaを構築し、リアルタイムデータに基づくカスタマイズされたインサイトを提供することで、CISOを常に先回りさせ、企業が適切に優先順位をつけ、最善の準備をすることを目的としています」とTehila氏は述べています。

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