COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年08月31日掲載

急成長するクラウドセキュリティ企業

クラウドセキュリティ

クラウドセキュリティを提供する企業は多く、クラウドセキュリティ分野自体が活性化されています。
その中で注目を集めているのが、イスラエルのスタートアップです。
「世界で最も急成長している」とされるスタートアップについての記事をご紹介します。

Wiz社、世界で最も急成長しているソフトウェア企業に

クラウドセキュリティのスタートアップであるWiz社は、18ヶ月で年間経常収益(ARR)を100万ドルから1億ドルに増やし、世界で最も急成長しているソフトウェア企業になったと発表しました。

2020年1月に立ち上げ、すでに6億2,000万ドル以上の資金を集めており、昨年10月には60億ドルと評価されました。

同社は声明で、「記録的な資金調達と評価額、有力投資家、特長ある顧客、急速な製品革新、会社の成長により、短期間で長い道のりを歩み、現在に至ったのです」と述べています。

テルアビブを拠点とする同社は、2021年2月の100万ドルから2022年7月の1億ドルへと規模を拡大しました。
給与計算とコンプライアンスを提供する米Deel社が20カ月で同じ成長を達成した記録を塗り替えたといいます。

Wiz社は、Avery Dennison、BMW、Colgate-Palmolive、Costco、Chipotle、EA、LVMH、Mars、Salesforce、SlackといったFortune 100企業のうち4社に1社以上を保護しています。

同社は、「脈絡のない警告の長いリスト」を提供する代わりに、ネットワーク、アイデンティティ、機密、ワークロードなどすべてのレイヤーでリスクを特定、相関、優先順位付けし、グラフに表示する「Wiz Security Graph」の提供が成功の要因であると述べています。

Wiz社は、昨年40人だった従業員を400人以上に増やし、年内にはさらに数百人を雇用する計画です。
最近ニューヨークの本社を開設し、ヨーロッパとアジア太平洋地域にもスタッフを配置しています。

同社はAssaf Rappaport、Yinon Costica、Ami Luttwak、Roy Reznikによって設立されたチームで、クラウドセキュリティ企業のAdallom社を設立し、2015年にマイクロソフトに3億2,000万ドルで売却したのと同じチームです。
同グループは、マイクロソフトのAzureクラウドセキュリティグループも構築しています。

Wiz社は、クラウドのリスク評価を行い、セキュリティチームにとってクラウドが効果的に機能するように設計された、企業セキュリティ向けのクラウド可視化ソリューションを提供しています。

Wiz社は2019年12月にステルスから脱却し、シリーズA資金調達ラウンドで1億ドルを調達しています。

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