「レジなし店舗」を実現するイスラエルの技術

「レジなし店舗」

みなさんは「レジなし店舗」を利用したことがありますか？
日本でも導入が進んでいるレジなし店舗。どのような技術によって実現されているのでしょうか。
今回はレジなし店舗を実現するイスラエルの技術と、その技術を用いた店舗開設についての記事をご紹介します。

イスラエルの技術で、レジが不要のAldiスーパーマーケットを実現

イスラエルのシームレスショッピングのスタートアップ企業であるTrigo社は、Aldiとのジョイントベンチャーとして、7月20日、オランダでレジなしの食料品店を立ち上げました。

買い物客は自律型スーパーマーケットに入り、商品を選び、レジに並ぶ必要も、商品をスキャンする必要もなく、ただ歩いて出てくることができます。

2018年に設立されたテルアビブの企業であるTrigo社は、AI技術と天井に取り付けられたカメラを使って、買い物客が選択した（あるいは棚に戻した）すべての商品を追跡します。

顧客は入店時にQRコードをスキャンし、退店時に購入額が自動的に差し引かれる仕組みです。

オランダの中心都市ユトレヒトにオープンした「アルディ ショップ＆ゴー」は、ドイツの大手ディスカウントスーパー「Aldi」と提携した店舗です。

Aldiにとってオランダ初の店舗であり、370㎡（4,305平方フィート）の広さはTrigo社にとってこれまでで最大の店舗となります。

Trigo社の共同設立者兼CEOであるMichael Gabay氏は、次のように述べています。
「Trigo社は、トップクラスの小売企業と密接に連携し、既存店舗の個性やレイアウトを維持しつつ、その物理的な食料品店の規模を活用し、安全に次世代商品を展開するための転換を行っています。」

さらに、「我々は、1世紀近くにわたり食料品小売の革新の最前線にいるAldi Nordと協働できることを特に誇りに思います」と続けています。

Aldi CTOのSinanudin Omerhodzic氏は、次のように述べています。
「ディスカウントストアの真の魅力は、シンプルであることです。そのため、私たちは常に、より良く、より速くするために特別なテクノロジーを利用しています。」

「アルディ ショップ＆ゴーでは、割引のアイデアとコンピュータ・ビジョン技術を融合させたコンセプトを開発しました。」

先月、Trigo社は、ドイツで2番目に大きいスーパーマーケットチェーンであるReweと共同で、ベルリンにレジなしスーパーマーケットを立ち上げており、今回がドイツでの2例目となりました。

1年前、Trigo社とReweは、ドイツのケルンでヨーロッパ初のハイブリッド型自律型食料品店を立ち上げています。

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