COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年06月16日掲載

安全に機密情報転送可能な通信システム

情報の金庫であるスマートフォン

スマートフォンには個人情報を含むさまざまな情報が入っています。
そんな情報の金庫を開けるとき、つまり情報送信時のセキュリティについて考えたことはありますか?
今回はイスラエルのサイバーセキュリティ企業が発表した通信システムについてご紹介します。

HighSecLabs社、安全な携帯電話通信システム Babylon を発表

ハードウェア、ソフトウェア、暗号化、システムアーキテクチャの組み合わせにより、公共の携帯電話インフラで機密情報を転送することができます。

イスラエルのサイバーセキュリティ企業であるHighSecLabs社は、安全な携帯電話通信システム「Babylon」を発表し、販売を開始したことを明らかにしました。
同社によると、Babylonは、HW、SW、暗号化およびシステムアーキテクチャのユニークな組み合わせで、公共の携帯電話インフラで機密情報を転送することができます。

HighSecLabs社によると、Babylonは、現在知られているCellular Cyber Attackツールでハッキングできない唯一のスマートフォン技術であるとのことです。
携帯電話に悪意のあるアプリをインストールしても、それ自体では電話/システムを侵害することはありません。

このユニークなソリューションは、さまざまな運用状況に対応した安全なエンドツーエンド通信を管理するための、安全で柔軟なソリューションを提供するでしょう。

Babylonが基づく携帯電話構造

・市販の携帯電話/タブレットを、侵入から守られるよう改造。
・USB以外の全ての外部インターフェースを排除。
・携帯電話の裏蓋にセキュリティ・ジャケットを装着。
・通話はVoIP。
・すべてのデータをハードウェアで暗号化。インターネットから隔離されたエンドツーエンドのセキュリティアーキテクチャを採用。
・専用アプリストアには修正されたアプリが用意。

当団体について

日本とイスラエルを結ぶインキュベーション支援事業をワンストップにて提供しております。
スタートアップやベンチャー企業、また、当研究所からしかご紹介することが出来ないビッグプロジェクトのマッチング、紹介、参画募集や代理店募集など、すべて直付の紹介を行っております。

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