COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年06月06日掲載

「空気から水を作る」技術 インドで導入

Watergen社が目指す世界と当団体の関わり

当団体と販売ライセンス契約を結んでいる、Watergen社

空気中の水蒸気から清潔な飲料水を作りだすソリューションを開発したイスラエル企業です。
「すべての人に空気からきれいな飲み水を」を目指す同社がインドでの活動を開始しました。
インドの水問題と、その解決に取り組むWatergen社についてご紹介します。

インドの水問題に光を

Watergen社の社長であるMichael Mirilashvili博士は、「私たちは、すべての人に空気からきれいな飲み水を提供することを目標としており、インドに事業を拡大できることを大変うれしく思っている」と述べています。

大気水生成器(AWG)の世界的リーダーであるイスラエルのWatergen社とインドのSMV Jaipuria Groupは、Watergen社のGENius特許を持つ空気から水を生成する技術をインドに導入するための戦略的合弁事業に関する契約を5月25日に締結しました。

この合弁事業を通じて、空気から安全な飲料水を作るAWGを生産する工場がインドに建設されます。

インドでは、水の供給問題が続いているため、この技術を導入することになりました。
世界の人口の16%を占めるインドでは、淡水資源は世界の4%に過ぎず、30%以上の地区で地下水位が危機的状況にある、または過剰に利用されていると報告されています。

このような危機的状況が続く中、インドの農村部の4分の3の家庭は水道水や飲料水を利用することができず、危険な水源に頼らざるを得ない状況にあります。

Watergen社は、昨年8月にインド市場に参入し、非常に有望な結果を得ています。

Watergen社の社長兼CO-CEOであるMichael Mirilashvili博士は
「飲料水の不足は世界的な危機であり、現代における最も差し迫った問題の一つである。Watergen社では、すべての人が空気中からきれいな飲み水を利用できるようにすることを目標に掲げており、インドに事業を拡大し、より多くの困っている人々に当社のソリューションを提供できることを大変うれしく思っている」と述べています。

製品の特徴

Watergen社の製品は、1日あたり20リットルから最大6,000リットルを生産することができます。また、電気やその他の再生可能エネルギーへの一般的な接続で設置することができます。

Watergen社の装置は費用対効果に優れており、5ガロン入りの水のボトルを買うコストの8分の1で、高品質の飲料水を製造することができます。
世界90カ国以上で展開されているWatergen社は、プラスチック廃棄物の削減と、炭素集約型の給水システムの排除にも貢献しています。

当団体について

日本とイスラエルを結ぶインキュベーション支援事業をワンストップにて提供しております。
スタートアップやベンチャー企業、また、当研究所からしかご紹介することが出来ないビッグプロジェクトのマッチング、紹介、参画募集や代理店募集など、すべて直付の紹介を行っております。

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