イスラエルのサイバージム社、丸紅と共同でサイバー防衛塾開講

世界中の組織にサイバーセキュリティのノウハウを提供するCYBERGYM社

サイバーセキュリティ分野で世界的に注目されるイスラエルのCYBERGYM社は、同社の事業を日本などで展開するサイバージムジャパンを通じて日本市場へのノウハウ提供を進めています。
今回丸紅と共同で東南アジアへ提供予定のトレーニングプログラムについての記事をご紹介します。

講師は元ハッカー　アジア諸国にサイバー防衛塾開講

丸紅はアジアで工場などを対象にしたサイバーセキュリティー事業を展開しています。
2023年内にタイ、インドネシア、ベトナム、台湾の４カ国・地域で専門の事業会社を設立し、出資したイスラエルのサイバーセキュリティ会社、CYBERGYM社と事業を進める予定です。
これは国内外で相次いでいるサイバー攻撃により、アジアでもサイバーセキュリティー対策のニーズが高まっていることに対応するためです。

CYBERGYM社は、世界中のあらゆる規模の組織に、サイバー攻撃を予測、緩和、防御するために必要な知識とツールを提供しています。
最先端のトレーニング施設で実行される非常に影響力のあるサイバートレーニングプログラムは、元インテリジェンスハッカーの講師による教鞭がとられています。

CYBERGYM社はイスラエル国内のほか欧州、日本、豪州でインフラや金融などの企業を対象にサービスを展開しています。
同社は400を超えるサイバー攻撃のシナリオを用意し、すでに8万7000人以上の受講者にプログラムを提供しています。

丸紅は、東南アジアのインフラや製造業の顧客を対象にCYBERGYM社のサービスを提供し、顧客のサイバーセキュリティーの課題解決を図ることを目的としています。
インフラや工場の実際の運営は現地人オペレーターが行っており、現地語によるコミュニケーションが重要になることから、現地事情に精通した現地のＩＴ系企業と組んで事業会社を設ける考えを示しています。