COLUMN Reika Saito / Israel Media
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Reika Saito / Israel Media

2022年11月25日掲載

APIの最新セキュリティ課題とソリューション

APIセキュリティ

APIでは独自のセキュリティ対策を講じなければならず、多くのAPIがサイバー攻撃の標的となっています。
APIをリアルタイムで検査、管理、制御を行うセキュリティプラットフォームを開発したイスラエルのスタートアップ。
同社の調達についての記事をご紹介します。

Wib社、APIセキュリティプラットフォームで1,600万ドルを調達

イスラエルのスタートアップが提供するソリューションは、コードから運用まで、APIランドスケープ全体を完全に可視化します。

APIセキュリティプラットフォームを開発したサイバーセキュリティスタートアップのWib社は、Koch Industries, Incの成長・ベンチャー部門であるKoch Disruptive Technologies(KDT)を中心に、Kmehin Ventures、Venture Israel、Techstars、既存の投資家が参加し、1,600万ドルを投資したと11月8日に発表しました。

Wib社のAPIセキュリティプラットフォームは、コードからプロダクションまで、APIの全領域を完全に可視化します。
APIライフサイクルの各段階でリアルタイムに検査、管理、制御を行うことにより、Wib社はインベントリーとAPI変更管理の自動化、不正API、脆弱なAPIの特定、ビジネスリスクと影響の分析を可能にし、企業がAPI攻撃対象領域を縮小し強化することを支援します。

Wib社のCEO兼共同設立者であるGil Don氏は、「APIはサイバー防御のアキレス腱であり、サイバー攻撃における最大の脅威のベクトルとなっています。
APIは今日のインターネットトラフィックの91%を占め、その50%以上は企業のITチームやセキュリティチームには見えません。これらの未知で管理されていない安全でないAPIは、CIOにとって大きな盲点となっており、重要なビジネスロジックの脆弱性を露呈し、リスクを増大させます」と述べています。

「さらに、WAFやAPI Gatewayなどの従来のレガシーなWebセキュリティアプローチは、最新のロジックベースの脆弱性から保護するように設計されていません。Wibプラットフォームは、API駆動型の世界のために意図的に構築されており、APIネイティブセキュリティという新しいカテゴリを生み出しています。」

Wib社は、テルアビブに本社を置き、ヒューストンとロンドンに国際的な拠点を構えています。Gil Don氏(CEO)、Ran Ohayon氏(CRO)、イスラエルの国家サイバー局でCTOを務めていたTal Steinherz氏によって2021年8月に設立されました。

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