COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年09月30日掲載

SOCインフラ構築のプラットフォーム提供

セキュリティ・オペレーション・センター

セキュリティ・オペレーション・センター(SOC)とは、24時間365日体制でサイバーセキュリティインシデントを監視、検出、分析して対応する集中管理組織のことです。
各企業はSOC構築にかなりのコストをかけなければなりませんが、これをプラットフォームにて提供するイスラエルのスタートアップが存在します。
今回は同社のサービスと調達についての記事をご紹介します。

CYREBRO社、セキュリティ・オペレーション・センターのプラットフォームで4,000万ドルのシリーズCを獲得

イスラエルの新興企業が、高度なサイバーセキュリティを提供しながら、既存のセキュリティ状況を完全に可視化するプラットフォームにより、社内にセキュリティ・オペレーション・センターを構築するという非常にコストのかかる試みをサポートします。

セキュリティ・オペレーション・センター(SOC)インフラを開発するCYREBRO社は、Koch Disruptive Technologies(KDT)が主導し、新規投資家のElaiaとともに、4,000万ドルのシリーズC投資を行ったことを9月14日に発表しました。
既存の投資家であるマングローブ・キャピタル・パートナーズ、プライテック、バンクミズラヒ、インキャピタルグループもこのラウンドに参加しました。

CYREBRO社は、開発・維持が困難な自社製SOCの構築という非常にコストのかかる試みをサポートします。
プラグアンドプレイで導入できるこのプラットフォームは、既存のセキュリティ体制を完全に可視化し、サイバー脅威に対して迅速かつ効率的に対応する高度なサイバーセキュリティを提供します。
エンドユーザーは、脅威のインテリジェンスとハンティング、フォレンジック調査、インシデント対応など、24時間365日体制の高度な機能を備えた完全なSOCインフラストラクチャを利用することができるようになります。

COOのDudu Jansenson氏とCEOのNadav Arbel氏によって2012年に設立された同社は、2020年12月から2021年にかけて前年比300%の成長を記録し、コミットした月次収益は2019年から2021年にかけて3倍になると述べています。
CYREBRO社は現在、イスラエル、ニューヨーク、トロント、ウクライナ、コスタリカで150人を雇用しています。

当団体について

日本とイスラエルを結ぶインキュベーション支援事業をワンストップにて提供しております。
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