COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年09月27日掲載

クラウドのセキュリティ対応と修復プロセスの提供

セキュリティオーケストレーションプラットフォーム

セキュリティオーケストレーションプラットフォームとは、セキュリティに関する運用の自動化と効率化を実現するための技術を指します。
クラウドの可視性が大幅に向上するとともに、専用ソリューションの需要も高まっています。
「業界初のクラウドネイティブな」プラットフォームを開発したスタートアップの調達についての記事をご紹介します。

Opus社、クラウドセキュリティプラットフォームのシード資金として1,000万ドルを調達

イスラエルの新興企業であるOpus Security社は、ベストプラクティスと実証済みの方法論を用いて、組織のクラウド環境全体におけるクラウドセキュリティチームの自動化、制御、および修復作業の主導を支援することを目的としています。

クラウドセキュリティの管理・修復を行う新興企業であるOpus Security社は、1,000万ドルのシード資金を確保したと発表しました。
このラウンドは、YL Venturesが主導し、Tiger Globalや、CrowdStrikeの共同創業者兼CEO兼社長George Kurtz氏、CyberArkの共同創業者兼会長兼CEO Udi Mokady氏、元AWSセキュリティサービス責任者 Dan Plastina氏、Phantom Cyberの共同創業者および元CEO Oliver Friedrichs氏、Siemplifyの共同創業者および元CTO Alon Cohen氏(Google Cloudが取得)などの個人が参加して実施されました。

近年、クラウドセキュリティソリューションは、潜在的な脅威に対してより高いレベルの可視性を生み出しています。
発見と可視性が高まったことで、セキュリティ運用は検知と対応から拡大し、リスク低減へと移行する必要がありました。
この拡張は、セキュリティチーム、DevOps/アプリケーションチーム、ビジネスオーナーなど、組織全体のより多くのメンバーに関係するようになりました。

Opus社は、最終的にGoogleに買収されたSiemplifyの創業チームとリーダーシップの一人であったMeny Har(CEO)とOr Gabay(CTO)により設立されました。

「クラウドへの大規模な移行により、組織のリスクを最小限に抑え、クラウドの無数の自動化の機会を活用することに優れた、新しいタイプのセキュリティオーケストレーションプラットフォームのニーズが生まれました。
このプラットフォームは、組織のリスクを最小限に抑え、クラウドの無数の自動化の機会を活用することに優れています」と、Har氏は述べています。

Opus社は、クラウドのセキュリティ対応と修復プロセスを管理・編成するための初の全体的なソリューションと呼ぶべきものを開発しました。
同社は、クラウドセキュリティチームが、ベストプラクティスと実証済みの方法論を用いて、組織のクラウド環境全体を自動化し、コントロールし、修復作業を主導できる新しいプラットフォームへのニーズを開拓しているようです。

YL VenturesのシニアパートナーであるJohn Brennan氏は、次のように述べています。
「クラウドに特化したセキュリティソリューションの普及により、組織のリスク表面に対する意識は劇的に高まっています。
クラウドの可視性が大幅に向上した一方で、激増するアラートに対応するための専用ソリューションの必要性が、お客様から求められています。
このような市場全体の問題を解決する専門家集団が、互いに深く理解し、これほどまでに集結することはありません。
Meny氏とOr氏は、Siemplifyでのユニークな経験を活かして、業界初のクラウドネイティブな修復オーケストレーションと自動化のプラットフォームを構築したのです。」

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