COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年09月12日掲載

モータースポーツのサイバーセキュリティ対策

モータースポーツ

モータースポーツの世界でもサイバーセキュリティが重要であるとご存知でしょうか。
サイバー攻撃の対象とならない分野・世界はもはやありません。
インドのモーターレーシングチームとの提携を発表したイスラエルのサイバーセキュリティ企業についての記事をご紹介します。

イスラエルのサイバーセキュリティ企業、インドのモーターレーシングチームと提携

インドのモーターレーシングチームMahindra Racingは、世界中の組織を保護するイスラエルのサイバーセキュリティ企業Sygnia社をグローバルサイバーセキュリティパートナーとして選定しました。
Sygnia社は、Mahindraがサイバー耐性をさらに強化し、脅威の先を行くことを可能にします。

モータースポーツの世界では、ハッカーが企業のデータを掌握し、身代金を支払うまで所有者のアクセスを拒否するランサムウェア攻撃などの理由から、サイバーセキュリティが極めて重要です。
2016年には、NASCARのチームがランサムウェア攻撃を経験しました。

レースチームは、テストデータや車両の設計情報など、データや知的財産を競合チームから守る必要もあります。
財務記録や人事情報など、モーターレーシングチームのビジネス上の機密情報を保護するために、サイバーセキュリティはさらに必要とされています。

Sygnia社のCEOであるラム・エルボイム氏は、「Mahindra Racingと提携し、当社の深いサイバーセキュリティの経験を活かして、同社の既存の対策を強化し、サイバー耐性を最大限に高めることができることを誇りに思います」と述べています。

「サイバー攻撃から身を守り、サイバー耐性を向上させるために、私たちは実績のあるセキュリティパートナーを探しました。
Sygnia社は、あらゆる複雑性を切り抜けながら、また、我々の勤勉なチームにさらなる負担を加えることなく、攻撃を検知、予防、撃退する能力を評価し、ストレステストを行い、構築してくださるでしょう」と、Mahindra RacingのCEO兼チーム代表のDilbagh Gill氏は語っています。

Sygnia社は、イスラエルのサイバーセキュリティシンクタンク兼企業創出プラットフォームであるTeam8と4人の創業者によって2015年に設立されました。
2018年、同社はシンガポール政府の巨大持株会社で世界最大級の投資家であるTemasekによって、2億5,000万ドルの評価額で買収されました。

当団体について

日本とイスラエルを結ぶインキュベーション支援事業をワンストップにて提供しております。
スタートアップやベンチャー企業、また、当研究所からしかご紹介することが出来ないビッグプロジェクトのマッチング、紹介、参画募集や代理店募集など、すべて直付の紹介を行っております。

当団体からご紹介できるセキュリティサービス一覧はこちらから

facebook ツイート Linkedin ページをブックマークして共有する LINEで送る

コメントは受け付けていません。

single-column.php