COLUMN Reika Saito / Israel Media
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Reika Saito / Israel Media

2022年12月27日掲載

テルアビブに研究開発センターを設立する日本企業

データ・通信のセキュリティ技術

イスラエルのベングリオン大学内にサイバーセキュリティセンターを設置している富士通。
今回、テルアビブにデータ・通信のセキュリティ技術に特化した研究開発センターを設立すると発表しました。
富士通の狙いと、日本とイスラエルのシナジー効果についての記事をご紹介します。

富士通、テルアビブに研究開発センターを設立

日本のIT通信大手の富士通の新センターは、データと通信のセキュリティ技術に焦点を当てる予定です。

日本の多国籍企業である富士通株式会社は、テルアビブにデータおよび通信セキュリティ技術に特化した新しい研究開発センターを開設すると発表しました。

この研究開発センターは、2023年4月に操業を開始し、イスラエルから採用した専門家と日本やヨーロッパの研究者からなるチームによって、富士通のイスラエルでのプレゼンスを高めることができます。このチームは、富士通のグローバル研究開発戦略における5つの重要技術分野の一つである「データとセキュリティ」の一環として、通信ネットワークのセキュリティ技術を強化することに専念します。

テルアビブの新センターは、2021年にイスラエルのベングリオン大学内に設立された富士通サイバーセキュリティセンターオブエクセレンスに続くもので、イスラエルの技術者の革新的潜在能力を活用し、AI技術をより安全にする研究に乗り出すための措置をとっています。

新センターの設立を監督するためにイスラエルを訪れた富士通CTOのVivek Mahajan氏は、「世界で最も技術的に進んだ国の1つであるイスラエルは、富士通に他の場所にはない才能の集中やイノベーションを維持するための環境を提供しています。また、ベングリオン大学との協力関係もさらに深めていきます。イスラエルに新たに設立されたチームが、当社のグローバルな研究ネットワークと連携し、富士通の将来のセキュリティおよびAI技術の開発をリードする中心的な役割を果たすことを期待しています」と述べています。

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