COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年07月21日掲載

AI駆動型のCRMソリューション

CRMソリューション

ビジネスにとって顧客関係管理(CRM)は非常に重要です。
顧客ごとにAIが最適なネクストアクションを導くプラットフォームを有するOptimove社。
同社が行う、プラットフォームのさらなる強化のための買収についてご紹介します。

イスラエルのCRM企業Optimove社、英国企業のGraphyte社を買収

Optimove社は、買収によってプラットフォームを強化、よりパーソナライズされたものにし、データベースにリアルタイムにコンテンツを推薦する機能を追加すると発表しました。

イスラエルの顧客関係管理(CRM)マーケティングプラットフォームOptimove社は、消費者のウェブおよびモバイル体験を最適化するリアルタイム・クラウドベースのパーソナライゼーションプラットフォームを提供する英国企業Graphyte社を買収したことを発表しました。
この買収に関する金銭的な詳細は明らかにされていませんが、買収に近い筋によると、4,000万ドルとのことです。

Optimove社は3月にモバイルアプリケーション向けパーソナライズドメッセージングプラットフォーム「Kumulos」を買収しており、今回の買収は今年2件目の英国企業買収となります。
同社のプラットフォームは、顧客ごとに最適なネクストアクションを自動判断するAI駆動型のCRMソリューションを提供しています。
同社は、最近の買収によってプラットフォームを強化、よりパーソナライズされたものにし、データベースにリアルタイムにコンテンツを推薦する機能を追加すると述べています。

Optimove社のCEO兼創業者であるピニ・ヤクエル氏は次のように述べています。
「Graphyte社が加わったことで、マーケティング担当者は顧客データをパーソナライズされた顧客主導のジャーニーに大規模に変換することができます。
当社のプラットフォームは、あらゆるチャネルやタッチポイントでリアルタイムに共通のメッセージングをシームレスに提供します。Graphyte社の買収は、当社の進化における自然な次のステップでした。
この買収は、マーケティング担当者が顧客データを最適化し、より深い関係、売上の増加、規模の大きいロイヤルティを実現できるようにするためのOptimove社の絶え間ない取り組みの一環です。
これらの買収における勝者は、我々のクライアントとその顧客です。」

さらに、「マーケターが顧客と関わるときについて考えてみると、それが1つのチャネルで行うか、他のチャネルで行うかは重要ではありません。
マーケティング担当者は、最適なアイデアやコミュニケーション戦略を開発するために、顧客データを適切に導き出したいと考えています。そして、すべてのチャネルで共通したコミュニケーションを望んでいるのです。
つまり、CRM業界を前進させながら、マーケターが顧客データを価値あるものとして活用できるようにすることが、今回の買収の目的なのです。
顧客データの価値を最大限に発揮させることは、終わりのないミッションです」と続けています。

Graphyte社のCEOであるDamien Evans氏は、「Optimove社のCRMマーケティング能力は、他の追随を許さないものです。
私たちの目標は常に、ブランドがCRMマーケティングビジョンを実現するために、これまでにない自由度を生み出すことです。
私たちの機械学習によるパーソナライゼーションモデルとOptimoveを組み合わせることで、ブランドは顧客とインテリジェントにつながることができると確信しています」と述べています。

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