COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年07月06日掲載

製品セキュリティの自動化

セキュリティ・アズ・コードとは

デジタルインフラストラクチャにコードとしてセキュリティを追加するSecurity as Code。
日本ではまだ一般的に知られている技術ではないようですが、イスラエルではすでに技術が確立しています。
今回はこの技術を持つスタートアップが行った資金調達についての記事をご紹介します。

イスラエルのセキュリティ・アズ・コード企業Jit社、3,850万ドルのシード資金を調達

Jit社は、製品のセキュリティを自動化するプラットフォームの無料ベータ版の提供開始も発表しています。

イスラエルのセキュリティ・アズ・コード企業であるJit社は、Boldstart Venturesが主導し、Insight Partners、Tiger Global Management、および戦略的エンジェル投資家が参加した3,850万ドルのシード資金調達ラウンドを完了したことを発表しました。

このプラットフォームは、複雑なセキュリティプランを文書やスプレッドシートからGitHubに保存されたセキュリティプラン・アズ・コードに変換することにより、製品セキュリティを自動化するもので、無料のベータ版も発表しています。
これにより、エンジニアリングチームは、DevOpsパイプラインの一部として製品セキュリティを管理できるようになります。

Jit社は、オープンソースおよびクラウドネイティブのセキュリティツールの統一オーケストレーションと管理を提供し、クラウドネイティブソフトウェアを開発し、継続的インテグレーション/継続的開発(CI/CD)を使用しているエンジニアリングチーム向けに設計されています。

Jit社は、CTOのDavid Melamed氏、CTOのAviram Shmueli氏、およびFXPのGil Zimmermann氏、Ron Zalkind氏、Tsahy Shapsa氏によって2021年にFXP Boston-Israel startup venture studio内で設立されました。

Melamed氏は、「サイバーセキュリティのリーダーは、チームがツールを導入、調整、設定するよりも早く、より多くのツールを追加しており、リスクと効率の整合性が取れなくなってきています。
セキュリティプランやプログラムの作成は、高速な開発チームや製品チームにとって時間がかかりすぎるのです。
Jit社 は、エンジニアリングチームのための技術的なセキュリティを合理化し、コンプライアンスチェックボックスの実践を可能にします。
私たちは、製品セキュリティがCICDパイプラインにサービスとして提供され、Jit社の原則に従った製品セキュリティプランが、開発者が理解できる言語(コード)に翻訳された、最もシンプルなDevSecOps導入のアプローチを提供しています」と述べています。

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