COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年07月04日掲載

イスラエルの越境ECサービス

買収によるサービス拡充

グローバルなD2C越境ECサービスを実現、加速させる世界有数のプラットフォームであるイスラエルのGlobal-e。
当社がさらなる越境ECサービス拡充のため、アメリカの会社を買収しました。
この買収によりどのような拡充が図られるのか、買収についての記事をご紹介します。

Global-e社、Pitney Bowes社からBorderfreeを1億ドルで買収

Borderfreeは、200以上の国・地域で国内ウェブサイトのローカライズを行い、小売業者の新たなグローバル市場への参入を支援しています。

イスラエルのフィンテック企業Global-e社は、Pitney Bowes社の越境ECソリューション事業「Borderfree」を1億ドルで買収する最終契約を締結したことを発表しました。
Borderfreeは、200を超える国や地域で、国内のウェブサイトをローカライズし、コンプライアンスや規制処理を簡素化することで、小売業者の新しい世界市場への参入を支援しています。

さらに、両社は戦略的パートナーシップと商業的関係を開始し、Pitney Bowes社はGlobal-e社とその顧客に越境ECロジスティクスサービスを提供すると述べています。
また、Pitney Bowes社の顧客はGlobal-e社のプラットフォーム上でクロスボーダーソリューションへのアクセスを得ることになります。

Global-e社は昨年11月、新興ブランド向けの越境ECソフトウェアソリューションを提供する米国企業Flow Commerce社を5億ドルで買収しています。

「今回の買収は、あらゆる規模のブランドのグローバル展開を最も優れた方法でサポートするという当社の戦略に沿ったものである」と、Global-e社の社長兼共同創業者のニル・デビ氏は述べています。
「Pitney Bowes社と提携し、Borderfreeのデマンドジェネレーション機能を活用することで、Global-eは国境を越えたD2Cチャネルを完全に活用しようとしているグローバルブランドにもたらす価値を高めていくことができる。
さらに、この買収により、小規模な新興ブランドから世界最大の企業ブランドまで、あらゆる規模の販売業者に選ばれるエンドツーエンドのソリューションとしての当社のリーダーシップがさらに強固なものとなるだろう」と続けています。

Global-e社は、2022年におけるBorderfreeの売上高は4,000万ドルを超えると予想しています。
この取引は、2022年第3四半期中に完了する予定です。

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