COLUMN Reika Saito / Israel Media
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Reika Saito / Israel Media

2023年09月21日掲載

イスラエルの自動化ソフトウェアベンダー、1300万ドルを調達

セキュリティ・プログラムの自動化による意欲向上を狙ったプラットフォーム

Cypago社はイスラエルのテルアビブに本社を置くコンプライアンス自動化ソフトウェアベンダーです。同社は、サイバーセキュリティとコンプライアンスの豊富な経歴を持つArik Solomon氏(CEO)とYahav Peri氏(CTO/研究開発担当副社長)によって2020年に設立されました。
今回の資金調達によって同社は事業の拡大を行い、北米・欧州でのプレゼンスを高めることを目標としています。

Cypago社、サイバー・ガバナンス、リスク、コンプライアンス自動化プラットフォーム向けに1300万ドルを調達

イスラエルのスタートアップ企業であるCypago社は、Ariel Maislos氏、Ehud Weinstein教授、Ofir Shalvi氏といった著名なエンジェル投資家を含むEntrée Capital、Axon Ventures、Jump Capitalの主導で1300万ドルを調達しました。
同社はこの資金を事業の拡大と開発努力に充てるつもりです。また、ガバナンス・リスク・コンプライアンス自動化プラットフォーム(GRC)のリリースも発表しています。

Cypago社は、EYの元幹部であるArik Solomon氏と、イスラエル国防軍情報部隊の元将校でサイバーセキュリティの専門家であるYahav Peri氏によって設立されました。Cypago社のCGAプラットフォームは、組織が維持する必要のあるGRCプロセスの自動化と合理化を可能にするように設計されています。
Solomon氏は、EYでの経験からCypago社の立ち上げを思いついたと言います。CISOやセキュリティ・チームは、ビジネス要件に照らし合わせてセキュリティ・プログラムを手作業で検証することに苦労することが多く、それが完全なコンプライアンスを達成する意欲を削いでいたといいます。

Cypago社のプラットフォームは、SaaSアーキテクチャと高度な分析・相関エンジン、GenAI、NLPベースの自動化を組み合わせ、クラウドベースとオンプレミスシステムを含む、あらゆるセキュリティフレームワークとIT環境をカバーします。

今回の投資により、Cypago社は研究開発、製品、市場開拓チームを拡大し、北米および欧州市場でのプレゼンスを高めることができます。

「従来、サイバーGRCプロセスの実行は、手作業で、断片的で、時間のかかるプロセスでした。サイバーGRCの自動化をリードすることで、組織の手作業にかかる膨大な時間を節約し、隣接するチームや利害関係者とのコラボレーションを改善し、中核となる強みに集中できるようになることを嬉しく思います」とSolomon氏は語りました。

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