COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年11月14日掲載

大学に設置された「空気から水を作る」機械

プラスチック廃棄物削減

当団体と販売ライセンス契約を結んでいる、Watergen社
同社の「空気から水を作る」機械がイスラエルのライヒマン大学に設置されました。
水問題の解決だけではなく、プラスチック廃棄物削減にも取り組む同社の取り組みについての記事をご紹介します。

大学が学生向けに「空気から水を作る」機械を設置

空気から水を作るイスラエルのWatergen社が、初めて大学のキャンパスにその機械を設置することになりました。

イスラエル中部のヘルツリーヤにあるライヒマン大学の学生は、電力供給が不要なスタンドアローン型の機械で水を飲むことができるようになります。

Watergen社は、特許取得済みの熱交換技術を使って大気中の水を利用し、村や工場、非電化住宅向けに安全で清潔な飲料水を1日最大5,000リットル生産しています。

この装置をキャンパスに設置することで、高炭素なサプライチェーンとプラスチック廃棄物をなくすことができます。

Watergen社の社長であるMichael Mirilashvili博士は、次のように述べています。「ライヒマン大学は、私たちの技術によってプラスチック製品の使用をやめることができる最初の大学になるでしょう。訪問者、講師、学生全員が、世界で最もクリーンで健康的な水を飲む機会を得ることになります。」

「イスラエル有数の高等教育機関が私たちを信頼し、Watergen社の「空気から水を作る」技術を選択したことを嬉しく思います。当社の技術により、都市環境を含むあらゆる環境で最もクリーンな水を製造することが可能になります。」

2009年に設立され、リション・レジオンに拠点を置くWatergen社は、10年以内に世界人口の半分が清潔で新鮮、かつ安全な飲料水を利用できない地域に住むことになると述べています。

同社の技術は、送風機で送り込んだ空気をろ過し、露点(水の気体状態である水蒸気が飽和する温度)まで持っていくことで水を生成するものです。

水蒸気のある空気から水を生成するため、効率的でエネルギー消費の少ないシステムであることが特徴です。

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