COLUMN Reika Saito / Israel Media
COLUMN

Reika Saito / Israel Media

2022年10月07日掲載

分散クラウドのセキュリティソリューション

分散クラウド

分散クラウドとは、サーバーの設置拠点を複数箇所に分散させるクラウド環境構築方式の一つです。
これらのすべての環境においてムラのないセキュリティ対策を行うことが課題となっています。
イスラエルのスタートアップが分散クラウド環境において選択したセキュリティソリューションについての記事をご紹介します。

海運会社Orian社、分散型クラウド環境にF5の情報セキュリティソリューションを選択

このプロジェクトでは、同社の900人の従業員とイスラエル国内外の顧客にサービスを提供します。

国際配送、通関、ロジスティクスサービスのリーダーであるOrian社は、分散型クラウド環境にF5の情報セキュリティサービスを選択しました。
約1か月にわたるプロジェクト中に、人工知能ベースのWAF保護、サプライヤーおよび顧客とのAPIインターフェースのセキュリティ、およびエンドカスタマーの識別情報の包括的な保護を含むF5分散型クラウドサービス (以前はVolterraとして知られていました) が実装されました。
高度な脅威検出機能だけでなく、詐欺、DDoS攻撃、ボット攻撃に対する保護も備えています。

IronClad Systems社が実施するこのプロジェクトは、同社の900人の従業員とイスラエル国内外の顧客にサービスを提供します。

Orian社の情報セキュリティディレクターであるEran Schwartz氏は次のように述べています。
「SaaSモデルで、特にAPIインターフェースに高レベルのセキュリティを提供し、すべての環境を均一かつシンプルに管理できるため、サプライヤーや顧客とのプロセスを自動化してサプライチェーンを最適化できます。」

F5の地域セールスマネージャーであるHagit Goel氏は、次のように述べています。
「Orian社のセキュリティを強化し、必要なポイントソリューションの数を減らし、すべての環境で一貫したセキュリティポリシーを適用することで、管理を大幅に簡素化します。」

IronClad Systems社のテクノロジー担当であるAmiad Nahum氏は、次のように述べています。
「これらのサービスにより、あらゆる環境でインターフェースとアプリケーションを展開して保護し、サービス開始までの時間を短縮できます。」

Orian社について

Orian社は、イスラエルの国際海運、通関業、ロジスティクスサービスの分野で最も古く、主要な上場企業の1 つです。DB SCHENKER社と戦略的パートナーシップを結んでいます。
DB SCHENKER社は包括的な物流ソリューションを提供する世界有数の企業であり、飛行、革新の精神を持ち、サプライチェーンの完璧なタイミング、時間厳守、正確さを保証しています。
DB-SCHENKER社とのコラボレーション により、サプライ チェーンを1つの屋根の下で管理するための幅広いソリューションを提供できるようになりました。

IronClad Systems社について

IronClad Systems社は、情報セキュリティの分野でイスラエルをリードする統合企業の1つです。同社はグローバルレベルでのセキュリティ管理とITリスクの主題を深く理解しています。
同社の専門チームは、企業の情報セキュリティ管理ソリューションとグローバルレベルのITリスクを専門とし、企業が直面するサイバーの課題にうまく対処するために必要な可視性、認識、および保護を企業に提供します。

F5について

F5 (NASDAQ: FFIV) は、世界最大の企業、サービスプロバイダー、政府、およびブランドに、任意のアプリケーションをどこにでも安全に配信する自由を提供します。
F5は、組織が速度と制御を犠牲にすることなく、選択したインフラストラクチャを採用できるようにするクラウドアプリケーションとデータセキュリティサービスを提供します。

当団体について

日本とイスラエルを結ぶインキュベーション支援事業をワンストップにて提供しております。
スタートアップやベンチャー企業、また、当研究所からしかご紹介することが出来ないビッグプロジェクトのマッチング、紹介、参画募集や代理店募集など、すべて直付の紹介を行っております。

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